■科目別!試験を突破するポイント パートⅠ
社会保険労務士試験は国家資格の中でも難関です。
さらに年々、社会保険労務士試験の問題は難化しており、より深い知識を求めた問題が多いため、基礎知識の習得はもちろんのこと、応用力も付いていないとなかなか解けません。
そこで、みなさんの参考になればと思い、私の経験をもとに科目別の試験のポイントをまとめてみました。まずは労働科目から。
【労働基準法及び労働安全衛生法】
ここ近年の労働基準法の出題傾向としては、問題が長文化され、判例や通達に関する問題が頻出しています。さらに、他の科目に比べて法改正された項目が問われるので、常に最新の情報を入手し法律も覚えておかなければなりません。
また、労働安全衛生法は、出題数が少ないのに学習範囲が広く、そして難解な問題が多いので、苦手とする受験生は多いと思います。得点を取りたい気持ちはわかりますが、この科目は勉強をやればやるだけ得点に繋がるというわけではないので、ある程度割り切った方が賢明です。
【労働災害補償保険法】
この科目は、保険給付に関する問題が中心ですが、特別加入や労働福祉事業に関する点も狙われるので、注意しておきましょう。
保険給付は種類が多く名前も似ています。各保険給付の流れや給付額、手続きには何が必要で、どこに請求するのか、といったルールを整理して正確に覚えておく必要があります。この科目は出題範囲がほぼ決まっているため、他の科目に比べて得点しやすいので、しっかりと取っていきましょう。
【雇用保険法】
雇用保険法の問題は、被保険者と求職者給付が中心です。正確に基本事項を理解しておくことは大前提ですね。また、この科目では、計算問題が出題されるので、とくに雇用継続給付などの計算問題はよく演習して、慣れておく必要があります。労働災害補償保険法と同じく、比較的得点しやすい科目なので、些細な計算ミスなどをしないように注意しましょう。
【労働保険の保険料の徴収等に関する法律】
労働保険料徴収法は、保険料の算定や納付手続きに関する問題が多く、択一問題は毎年出題されていますが、選択肢問題はここ数年、出題はありません。
この科目を学習する前に、労働者災害補償保険法と雇用保険法の知識が身に付いていないといけませんので、まずはこの2つを理解しておきましょう。
この科目も、保険料の種類や納付方法、期限などについて正確に理解しておけば得点しやすいと思います。
【労務管理その他の労働に関する一般知識】
試験の中でももっとも出題範囲が広い分野である上、傾向と対策が掴みにくく、受験者泣かせの科目であるいえます。すべてを理解しようとしても限界があるので、合格ラインぎりぎりを狙って学習しましょう。
労働関係法令は法改正の点が出やすく、労務管理は労務管理用語の意味を問う問題が中心、労働経済は労働経済白書や厚生労働白書をベースに学習するのがポイントですね。
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